月別アーカイブ: 2013年11月

香港投資移民制度10周年

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香港の投資移民制度が始まって今年で10年ということで、これまでの歩みを振り返った記事が出ていました。

このスキームの下で、10年間に香港が吸収した投資額は総計1,564億香港ドル(不動産:424億香港ドル、特定金融資産:1,140億香港ドル)、また投資移民の資格を申請した人数は約33,000人、そのうち正式に投資移民の資格を得たのは約19,500人(いずれも9月30日現在)となっています。

投資移民の必要要件である投資額は、10年前の制度発足当初の650万香港ドルから、2010年の制度見直し時に1,000万香港ドルに引き上げられ、さらには投資対象資産から不動産が外されました。各国が設ける投資移民制度の中では比較的ハードルが低いとされる香港のスキームですが、3年ごとの制度見直しの時期にあたる来年初めの施政報告で必要投資額の1,500香港ドルないし2,000万香港ドルへの引き上げが盛り込まれるという観測もあります。日中関係の悪化や香港自体の先行きの不透明感もあり、日本人の富裕層にとって香港のこの制度はもはや魅力的には映っていないでしょうが、投資要件の引き上げでますます色褪せて見えることになるでしょう。

阿信屋 化粧品・コスメ販売に進出へ

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香港の小売業界の風雲児・林偉駿が率いる阿信屋が、今度は香港の化粧品・コスメ販売業界に殴り込みをかけ、Sasa(莎莎)、Boujour(卓悦)の2強に挑むという記事です。来月にも銅鑼湾に日本式の化粧品やコスメ商品を扱う店舗をオープンするそうです。

【明報專訊】過去專賣日式零食的阿信屋,生意點子多籮籮。老闆林偉駿數月前才剛宣布開設微型超市,現在則進軍藥妝業,試撼現有兩大化妝品零售集團莎莎(0178)和卓悅(0653)。

この他、菓子などを販売する従来の業態においても、OLをターゲットにした(同社としては)大型の店舗をセントラルに開設することが記事では触れられています。

大手が寡占する香港小売業界において、薄利多売を掲げ、市場の間隙を突いて成長してきた阿信屋ですが、化粧品・コスメ販売でも成功を収めることができるのでしょうか。

香港人の英語力に対する評価~民間機関の調査から

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香港の国際競争力の源泉の一つとして語られる英語の通用性ですが、最近、香港人の英語力の低下を憂う声が香港の新聞などでも伝えられています。こうした中、世界的な民間教育機関であるEF社は、最新の調査レポートの中で、香港人の英語力が非英語圏60ヶ国(地域)の中で22位にとどまることを明らかにしました。

The World’s Top 60 Countries in English According to The EF English Proficiency Index

22位という順位は、同社の分類上で”Moderate Proficiency(中位)”に属し、これは韓国(24位)、インドネシア(25位)、日本(26位)、ベトナム(28位)などと同じグループで、アジアの国々の中では比較的英語が通じる方という程度の評価でしかないようです。日頃生活している分には、同じカテゴリの国々と比較するともう一段階上のカテゴリに属していてもよい気がしますが、97年の返還以降、香港の公用語が広東語・英語のバイリンガルから、北京語(普通話)を加えたトリリンガルとなり、それに伴って香港人の英語力が下がり続けているのは間違いない事実のようです。

冒頭に述べた通り、英語力は香港の国際競争力の源泉の一つですし、特に若い世代の英語力の低下には香港政府も相当に危機感を抱いています。初等・中等教育の現場での英語教育強化にも力を入れたいところですが、もう一方では広東語対北京語という対立軸もあって、今のところその効果は上がっていないようです。