月別アーカイブ: 2013年12月

「広東・香港・マカオ自由貿易区案」が中国国務院に提出

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上海証券報の報道によると、今月中旬に「粵港澳(広東・香港・マカオ)自由貿易区案」が中国国務院に提出されたとのことです。

【文匯網訊】記者從可靠渠道獨家獲悉,廣東粵港澳自貿區方案已於本月中旬正式上報國務院,目前正在與高層進行密切溝通,獲批在望。據透露,廣東在粵港澳自貿區政策方面,參照已出台的中國(上海)自貿區總體方案,並進一步提出創新體制機制的思路與措施。如在「負面清單」方面,考慮到粵港澳金融合作等因素,比上海自貿區要更為開放。

上海自由貿易区の設立以来、中国各地で自由貿易区設立申請の動きがありますが、この広東・香港・マカオ自由貿易区はその特徴として、広東省およびそれと隣接する香港・マカオの連携・一体化を謳い、全方位的な上海自由貿易区と比べて、特にサービス業や金融業の対外開放に重点が置かれた自由貿易区を目指すとされています。

自由貿易園区は広州南沙新区、深圳前海新区、珠海横琴新区、白雲空港総合保税区の4カ所で、その総面積は計931平方キロメートルにおよびます。

PCCW傘下のHKT、CSL買収で合意

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香港の固定電話最大手HKT(PCCW傘下)が、同じく香港の携帯電話キャリア大手CSL New World Mobilityの株式の76.4%を24億2500万米ドル(約2500億円)で豪テルストラ社から買収することで合意に達したとのことです。また、HKTはCSL株式の残り23.6%についても、もう一つの大株主であるNew World Development社から買い取る意向だとのことです。

Deal makes HKT the biggest wireless and fixed-line network operator in Hong Kong

今回の買収により、PCCW-HKTが狭い香港の通信市場で圧倒的なプレイヤーとなることで、利用者からは早くも競争阻害によるデメリットを憂う声が挙がっています。香港には長らく独占禁止法が存在していませんでしたが、昨年6月にCompetition Ordinanceが成立しています。買収手続きを完了させるには当局の承認が必要ですが、香港政府はどのようなスタンスを取るのでしょうか。

中国国内の都市競争力ランキングで上海が香港を抜いて首位に

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ネットで目に止まった「香港よ、今度こそ本当に狼は来たぞ!」という記事のタイトル。以下は左派系(保守系)の大公報の記事です。

上海首次超越香港成为中国最具竞争力的城市,这无疑给香港敲响警钟,逆水行舟不进则退,更何况在不少领域香港正在失去优势。近年来,香港没有跟上内地经济发展的快速步伐,香港在对内地经济的影响力随之下降的同时,其国际地位也会受到挑战。

この記事は今月10日に発表された中国国内の都市競争力のランキングで、上海が香港を抜いて1位になったことを受けたもので、この記事で言っている「狼」とは上海のことです。上海が香港に迫りつつあるのではなく、香港は既に上海に抜かれて、競争に敗れつつあるのだとこの記事は訴えています。同ランキングでは1998年以来、首位を守ってきた香港が、今年の調査で初めてその座から滑り落ちました。

余談ですが、香港の左派系メディアはことさら香港の凋落を強調する傾向があるように思えますが、香港の輝きが失せつつあるのだとすれば、それは香港の中国化が進んで「香港らしさ」が失われてきたからで、それはむしろ彼らが望んでいる方向なのではと考えてしまいます。

ちなみにその都市競争力のランキング(中国都市競争力研究会発表)は以下の通りとなっています。

1位 上海 16163.08
2位 香港 16099.80
3位 北京 15813.05
4位 深圳 9115.16
5位 広州 9024.81
6位 天津 7048.11
7位 杭州 6747.29
8位 蘇州 6426.11
9位 台北 5801.88
10位 重慶 5724.68

※台北が9位に入っているのは中国本土の機関による評価のため

香港の大気汚染は「極めて危険」なレベルに

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今朝のサウスチャイナ・モーニングポストより。

Appalling air quality expected to continue for the next few days as monsoon sweeps nation

ここ数日来、香港の繁華街の計測点におけるPM2.5濃度は、WHOの基準で「極めて危険」とされる75μg/m3を超える状態が続いています(今朝午前7時の時点で、銅鑼湾の路面計測点の数値で127.3 μg/m3)。環境保護署(EPD)のスポークスマンによると、今週末から来週初めにかけて天気が崩れる予報で、雨によって大気中の汚染物質が洗い流され、大気汚染の状況は改善される見込みとのことです。

九龍側から見た今朝のヴィクトリアハーバー。対岸のセントラルが霞んで見えます。

新しい大気汚染指数導入へ

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香港環境保護署(EPD)は、今月30日から現在のAPIに代わる新しい大気汚染指数として、Air Quality Health Index(大気品質健康指数)を導入することを発表しました。

The Air Quality Health Index monitors pollutant concentrations and associated health risks by measuring hospital admissions for respiratory and cardiovascular diseases

新しい指数では、四つの主要な汚染物質である二酸化硫黄、二酸化窒素、オゾン、粒子状物質の香港内各計測点での測定値を元に、大気の状態を1~10および10+の11段階で評価します。

aqhi

環境保護署ではこの指数の導入によって、大気汚染のレベルに応じて、市民がどのような行動を取るべきかの指針を細かく指定できるようになるとともに、WHOのガイドラインや諸外国の同様の指数とも比較可能になるとしています。新指数は専用ホームページ(http://www.aqhi.gov.hk)やスマートフォンアプリなどを通じて今月30日から公開される予定です。

World SME Expo 2013開催中

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現在、湾仔のコンベンションセンターで世界中小企業エキスポ(World SME Expo)2013が開催されています。

例年、中小企業エキスポでは日本に特化したセミナーが開催され、日本の中小企業経営者の方々が多数登壇して、中国・香港市場への具体的な進出事例を交えたプレゼンテーションが行われてきましたが、今年は初日(5日)に「Business Opportunities in Mature Markets (成熟市場でのビジネス機会)」として欧米と一括りにしたセミナーが行われたのみ。日本企業への関心低下からか、何らかの政治的配慮が働いたのか分かりませんが、少し寂しい感じがします。

また、中小機構やJETROがオーガナイズした日系企業20数社のブース出展も行われ、香港や中国本土の企業家とのネットワーク作りの機会を探っています。

会期は明日(7日)まで。

IMG_0718
Business Opportunities in Mature Markets

Business Opportunities in Mature Markets

香港市民の国別好感度(2013年11月調査より)

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香港大学では半年に一度、香港市民を対象として、12の諸外国と中国・台湾・香港・マカオの国民(市民)ならびに政府に対する意識調査を行っていますが、2013年11月実施の世論調査結果がこのほど発表されました。

国民に対する好感度
順位 好感を持つ人の割合 反感を持つ人の割合
シンガポール 71% 2%
カナダ 60% 1%
台湾 60% 4%
オーストラリア 58% 1%
マカオ 57% 3%
香港 56% 11%
英国 54% 4%
韓国 52% 7%
日本 49% 15%
米国 47% 11%
ドイツ 43% 3%
フランス 33% 7%
タイ 38% 12%
イタリア 30% 6%
中国 27% 32%
フィリピン 21% 32%
政府に対する好感度
順位 好感を持つ人の割合 反感を持つ人の割合
シンガポール 70% 4%
カナダ 55% 2%
マカオ 52% 9%
英国 50% 10%
オーストラリア 48% 3%
韓国 47% 7%
ドイツ 42% 3%
台湾 37% 15%
中国 28% 37%
香港 27% 40%
フランス 24% 9%
米国 24% 36%
タイ 20% 32%
イタリア 20% 10%
日本 12% 63%
フィリピン 1% 90%

興味深いことに、全ての国(地域)において、好感を持つと答えた人の割合が前回調査時を上回りました。香港市民自身や香港政府に対する好感情を抱く人の割合も増えており、香港市民の間にポジティブな空気が生まれているのでしょうか。

日本国民に対して好感情を抱くと答えた人の割合も徐々に尖閣問題発生時点の水準に戻りつつありますが、日本政府に対する反感を持つと答えた人の割合は逆に増えています。日本批判の色彩が強い香港メディアの報道に毎日囲まれていると、こういう結果が出るのは仕方ないかもしれませんが、政府に対する好悪の気持ちとその国の国民に対する感情とを切り分けて考える香港人の大人な態度が救いです。