月別アーカイブ: 2014年3月

香港と米国、租税情報交換協定に署名

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昨日(25日)、香港政府と米国政府との間で租税情報交換協定の署名が行われました。

Under Foreign Account Tax Compliance Act, US can ask for data if certain conditions are met

従来の香港の税法(内国歳入法)では、二重課税防止協定の枠組みの中での租税情報交換しか認められていませんでしたが、昨年7月の改正において、今回の米国のように香港が租税条約を結んでいない国(地域)との間でも租税情報交換が可能になり、今回の協定はその初めてのケースとなります。

プレスリリース

2014 全人代終わる

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消息を絶ったマレーシア航空機関連のニュースが大々的に報じられる一方で、やや埋没気味だった今年の全人代が昨日(13日)終了しました。

選挙制度をめぐる対立に加え、中国本土の旅行客と香港市民の軋轢、さらにはAPEC財相会議の香港から北京への開催地変更など、香港の「北京離れ」を示す出来事が相次ぐ中で、全人代や政協会議で議論される対香港政策の方向性について関心が集まりましたが、めぼしい動きはなかったようです。

サウスチャイナモーニングポストは、全人代後の李克強首相の会見の中で香港に関した部分の記事を載せています。

Premier Li Keqiang gives reassurance, stressing confidence in the city’s competitive edge as a world financial hub

李首相は、香港の競争力維持のための支援は継続すると述べた一方で、そのための新規の政策について訊かれると、”We will do whatever is conducive to the prosperity of Hong Kong.(香港の繁栄に資することなら何でもやる用意がある)”と具体策には言及しませんでした。

また、記者から挙がった普選問題に関する質問に対しては、回答を避けたということです。

ファストリテイリング香港上場

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昨日(5日)、ユニクロを運営するファストリテイリング(中国名:迅銷集團)が香港株式市場への上場を果たしました。同社にとっては、日本(東京市場)に次ぐ第二上場という位置づけで、今回の上場では新株は発行されず、日本で発行する株式を裏付けとした香港預託証券(HDR)が取引される形となります。28.6香港ドルの初値を付けた後、すぐに36香港ドルまで値上がりしましたが、その後急落し、昨日の終値は28.9香港ドルにとどまりました。

ファストリテイリングの今回の香港上場の目的は、資金調達よりも上場を通じた知名度アップであるとされています。

ファストリテイリングは2020年までに売上高5兆円を達成することを目標に掲げています。同社の昨年(2013年8月期)の売上高は創業以来初めて1兆円を突破しましたが、そのうち、海外売上高が占める比率は約22%にとどまっており、6年後の売上5兆円達成のためには海外市場での一層の浸透が不可欠です。

昨日の上場を受けて、香港の各紙がユニクロのことを取り上げていますが、以下はそのうちの一つ、信報の記事。

日資便服零售商UNIQLO母公司迅銷(6288)的預託證券昨天來港掛牌,開市價報28.6元,2分鐘內飆升至36…

この記事では、「ユニクロは香港では既に高い知名度を獲得しているが、世界的なマーケットの観点で見ると、大手カジュアル衣料チェーンのH&MやZaraに比べて”小弟弟”のような存在(すなわち、売上や知名度の点で及ばない)であり、それは逆に言えば、多くの成長余地を残していることでもある」「ユニクロが打ち出すシンプルで低価格の衣料は、既に香港や台湾・韓国・東南アジアでは歓迎されているが、欧米の市場でも同様に受け入れられるかは未知数である、ユニクロは今後中国本土での店舗拡大に力を入れるとしているが、これはファッションの好みや所得水準の面から見て、欧米よりも受け入れられやすいだろう」等と述べています。

記事にもある通り、ユニクロは既に香港で20店舗以上を展開していて、その名前はすっかり香港市民にも根付いている感があり、今回のHDR上場がブランド認知度の新たな拡大にどの程度寄与するかは疑問のところもありますが、元気な日本企業にもっと海外に出てきてほしいという意味では、とても歓迎するべきニュースだと言えます。