e-Chequeサービス始まる

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この12月より、香港の一部の銀行でe-Cheque(電子小切手)サービスが開始されました。

このサービスは従来の紙の小切手に代わって、インターネットバンキング上でe-Chequeを発行し、それを支払先に電子メールで送付。受け取った人はそれを同じくインターネットバンキングを使って、自身の口座にデポジットするという仕組みです。HKMA(香港金融管理局)が作成したリーフレットでは、従来の紙の小切手に対する優位性として、(1)時間・場所を問わず、発行できる、(2)物理的に郵送したり、ATMや窓口で預け入れたりする手間が省ける、(3)高度なセキュリティ措置が施されている、(4)小切手帳が不要となる、(5)省資源に寄与することを挙げています。

12月のサービス開始時点でe-Chequeに対応しているのは、HSBC、ハンセン銀行、中国銀行(香港)、東亜銀行など9行。ICBC、シティバンク、DBSや日系の銀行などではまだ対応していません。

「習うより慣れろ」で、とりあえず試しにe-Chequeを作成してみました。(以下は、HSBCインターネットバンキングでの操作例)

e-Cheque発行の流れ

  1. まず初めてe-Chequeを発行する際には、サービスへの登録(enrollment)画面が表示されます。
    echeque_enrollment

    こちら規約を読み、登録を申請すると、1営業日後にはe-Chequeサービスが利用できるようになります。

  2. 登録を行った日から1営業日が経過して以降に、e-Cheque発行機能に改めてアクセスします。Enrollmentの手続きが完了していると、「Issue e-Cheque」の画面が表示されますので、引き落とし口座を選択して「Continue」をクリックします。echeque1
  3. 続いて、小切手の金額や支払先、日付等を入力します。echeque2
  4. 小切手の内容が表示されますので、問題がなければ、セキュリティデバイスのPINコードを入力します。echeque3
  5. 発行処理が完了し、Acknowledgmentが表示されます。右下のDownloadをクリックし、発行されたe-Cheque(実体は電子署名付きPDFファイル)を自分のPCにダウンロードします。echeque4ダウンロードしたe-Cheque(PDFファイル)を支払先にE-mailで送付します。

e-Chequeデポジットの流れ

  1. 発行者からE-mailで受け取ったe-Cheque(PDFファイル)を自分のPC上に保管します。
  2. インターネットバンキング(個人用でも法人用でも可)の「e-Cheque service > e-Cheque deposit」にアクセスします。echeque_deposit1
  3. デポジットする口座を選択し、アップロードするe-Chequeのファイルを指定するために参照ボタンをクリックします。echeque_deposit2
  4. ファイルダイアログで、PCに保存したe-Cheque(PDFファイル)を選択します。echeque_deposit3
  5. e-Cheque(PDFファイル)のアップロードが完了しました。echeque_deposit4
  6. 次の画面に進みますと、アップロードされたe-Chequeの内容が表示されます。echeque_deposit5
  7. Confirmボタンを押すと、e-Chequeのデポジットが完了します。echeque_deposit6

手順を羅列すると面倒なように見えますが、インターネットバンキングでの送金と大して手間は変わりません。普段からインターネットバンキングを操作されている方であれば、すぐに慣れるでしょう。

香港では小切手による支払いが一般的ですが、政府機関のうち、Inland Revenue Department(税務局)ではBR費用等一部の支払いにe-Chequeを使用することでき、公共料金の支払いについてもHK Electricがいち早くe-Chequeでの支払いに対応するなど、一つの支払い手段としてほどなく認知されるものと思われます。一方、民間の決済においては、まだe-Chequeのサービス自体まだあまりよく知られておらず、また受け入れ態勢ができていないという理由でe-Chequeでの支払いを拒否されることが多いようです。こちらは浸透には時間がかかるかもしれません。