カテゴリー別アーカイブ: 香港

【香港を歩く】長洲の山桜

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

日本各地から桜の開花の便りが届く季節となりましたが、香港の桜の季節は終わりを迎えつつあります。香港で桜が見られる場所と言えば、新界・大埔(タイポー)郊外の嘉道理農場(カドリーファーム)、中文大学構内の河津桜などが知られていますが、長洲も桜の名所のひとつです。

賑わうフェリー乗り場付近

賑わうフェリー乗り場付近

風情のある大新街

風情のある大新街

尾道を思わせる坂道

尾道を思わせる坂道

観光客で賑わう関公忠義亭

観光客で賑わう関公忠義亭

境内の山桜

境内の山桜

緋色の花弁が鮮やかな台湾山桜

緋色の花弁が鮮やかな台湾山桜

フェリー乗り場から関公忠義亭までは徒歩20分ほど。道中の景色も風情があり、ちょっとした散策に最適です。

2017/18年度政府予算案における減税措置

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

22日発表された2017/18年度香港政府財政予算案において以下の5つの減税措置が盛り込まれました。

  1. 事業所得税(Profits Tax)、給与所得税(Salaries Tax)およびパーソナルアセスメント(Personal Assessment)に対する減税
  2. 個人所得税計算方法(累進税率方式)の一部変更
  3. 扶養障害者控除・扶養兄弟(姉妹)控除額の引上げ
  4. 自学費用控除限度額の引上げ
  5. 住宅ローン利息の控除可能期間の延長

1.事業所得税(Profits Tax)、給与所得税(Salaries Tax)およびパーソナルアセスメント(Personal Assessment)に対する減税
事業所得税・給与所得税・パーソナルアセスメント(給与所得以外に事業所得や不動産所得を有する納税者に対する課税方式)の確定税額が75%減免(上限はそれぞれHK$20,000)となります。

2.個人所得税計算(累進税率方式)の税率表の変更
個人所得税計算(累進税率方式)に適用される税率表が以下の通り、変更されます。

2016/17年度 2017/18年度以降
課税所得 税率 課税所得 税率
HK$ 40,000まで 2% HK$ 45,000まで 2%
HK$ 40,001からHK80,000まで 7% HK$ 45,001からHK90,000まで 7%
HK$ 80,001からHK120,000まで 12% HK$ 90,001からHK135,000まで 12%
残額 17% 残額 17%

3.扶養障害者控除・扶養兄弟(姉妹)控除額の引上げ
扶養障害者控除がHK$66,000 から HK$75,000へ、また扶養兄弟(姉妹)控除額がHK$33,000 から HK$37,500にそれぞれ引上げられます。

4.自学費用控除限度額の引上げ
課税所得から控除できる自学費用の金額の上限が従来のHK$80,000からHK$100,000に引上げられます。

5.住宅ローン利息の控除可能期間の延長
課税所得から住宅ローン支払利息を控除できる期間が従来の15年から20年に延長されます。(上限がHK$100,000なのは従来と変わらず)

これらの措置は議会での承認を経て、実施に移されます。

2016年の香港法人設立数は前年比4%増

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

先月(1月)の香港会社登記所の発表によると、2016年に香港で設立された法人の数は144,883社で、対2015年比で4%増であったことが明らかになりました。過去2年間、新規の設立法人数はいずれも対前年比減となっていましたが、3年ぶりに増加に転じたことになります。

香港法人設立数の推移

この結果、2016年末時点で存在している法人数は1,341,223社で、2015年末と比べて52,557社の純増となりました。

その一方で、香港を事業場所として香港会社登記所に新規に登記した外国法人数は874社と、2015年の894社から20社減少。この結果、2016年末時点の登録外国法人数も9,983社と、2015年末から0.46%減少しました。

【香港を歩く】第二次大戦当時の爪痕残るマウント・デイビス(摩星嶺)

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

新年明けましておめでとうございます。

「香港を歩く」の第2回目は、第二次大戦当時の戦績が今なお残るマウント・デイビス(摩星嶺)を取り上げます。

香港の郊外に足を運ぶと、今でも第二次世界大戦当時の戦跡を数多く目にすることができますが、摩天楼そびえ立つ香港島にもそのような戦争の爪痕に触れられる場所があることはご存知でしょうか―。香港島の西端に位置するマウント・デイビス(摩星嶺)がその場所で、MTR港島線のケネディタウン駅からも徒歩圏内の穴場スポットです。

MTR港島線の終点ケネディタウン駅の出口を出て、左手の丘を巻くようにしてヴィクトリアロードを登っていくと、摩星嶺径との分岐に出くわします。
IMG_1276

摩星嶺径に道を取り、途中西側に穏やかな南シナ海を見下ろしながら30分程緩急のある坂を登り進めると、やがて建物が見えてきます。ここがマウントデイビス・ユースホステルです。
IMG_1298

ユースホステル前の急なコンクリート坂を登り詰めると、芝生の広場に出ます。この広場は山頂直下に位置しており、ここからは先は急な登りはありません。広場を突っ切って先に進むと、樹林の中に第二次大戦当時のコンクリートの遺構が姿を現します。
IMG_1283

これらは香港に駐留していたイギリス軍が築いた要塞や砲台の跡で、実際に日本軍に対する抗戦拠点として使われていたものです。日本の降伏後はそのまま放置され、荒廃した状態になっています。
IMG_1286
IMG_1288

遺構のある一画を抜け、草むらをかき分けて進むと三角点にたどり着きます。三角点の周囲からはヴィクトリア・ピークやアバディーン方面が望めます。
IMG_1292

マウント・デイビスの標高は260メートルと大して高くはありませんが、意外と登り応えがあります。ハイキングには最適ですので、涼しいこの時期に一度歩いてみられてはいかがでしょうか。

【香港を歩く】香港を代表する名瀑 梧桐寨(Ng Tung Chai)

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

このシリーズでは、あまり知られていない香港の見どころをご紹介していきたいと思います。

第一回目は、夏の暑さがまだまだ続く香港で一服の清涼をもたらしてくれる自然の滝にご案内します。香港にはいくつか自然の滝が存在しますが、今回ご紹介する梧桐寨(Ng Tung Chai)は香港最高峰の大帽山(標高957m)の山懐に存在し、香港にある自然の滝の中では最も大きく、かつ有名なものです。

滝めぐりの出発点は大埔墟と元朗を結ぶ九龍バス64K線の「梧桐寨」停留所。バスが走ってきた林錦公路を左手に入り、だらだらとした上り勾配の舗装路を30分ほど歩くと、「萬徳苑」というお寺に着きます。寺の入口入って左手に売店がありますので、水や食料などをここで補給するとよいでしょう。

萬徳苑

萬徳苑

萬徳苑の脇からは登山道が伸びています。山道に入ってすぐ小さな滝が姿を現しますが、ここはまだ梧桐寨の滝ではありません。

登山道入口の滝

登山道入口の滝


そこから山道を30分ほど登り進むと、ようやく梧桐寨の4つの滝のうちの最初のひとつ、井底瀑(Bottom fall)に出会います。

井底瀑

井底瀑


井底瀑からさらに5分ほど登ると、今度は2番目の滝・中瀑(Middle fall)が姿を見せます。

中瀑

中瀑


中瀑で一服した後は、元の登山道に戻り、主瀑(Main fall)に向かいます。中瀑から主瀑までは少し距離があり、つづら折りの急坂を15分ほど登り詰めると、主瀑の少し手前にある無名の滝への分岐に出会います。ここは訪れる人も少ない穴場の滝です。

つづら折りの急坂

つづら折りの急坂

無名の滝

無名の滝

分岐から戻って、数分登り進めると、いよいよ主瀑に到着です。出発点のバス停からここまでは、途中の滝に寄り道しながらゆっくり歩いて2時間ほど。主瀑の落差は約30mで、華厳の滝(97m)や那智の滝(133m)などとは比べるべくもありませんが、滝壺から上を見上げるとその高さを実感することができます。

主瀑

主瀑

滝壺で遊ぶ人たち

滝壺で遊ぶ人たち

この奥には第4の滝・散髮瀑(Scatter fall)があり、さらにその先、大帽山まで登山道は続きます。しかし、滝めぐりが目的なら、この辺りで切り上げて帰路につくのがよいでしょう。道中は本格的な山道ですので、トレッキングシューズが必携ですが、手軽に香港の自然の豊かさに触れられるお薦めのルートです。

散髪瀑

散髪瀑

香港立法会選挙、建制派が過半数、非建制派も全議席の3分の1超を死守

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

4日(日)に投開票が行われた香港立法会議員選挙の全70の議席獲得結果が固まりました。

香港の立法会の議席(定数70)は以下の3つのカテゴリーからなります。

  • 職能団体枠(議席30)
  • 超級区議会枠(議席5)
  • 地方選区枠(議席35)
今回の選挙の結果、それぞれの議席配分は以下の通りとなりました。
2016Legco_election_profession
2016Legco_election_super
2016Legco_election_district

その結果、全体の議席配分は下記の通りとなっています。

2016Legco_election_all

建制派は前回(2012年)から3議席減らしたものの、過半数は維持。汎民主派も前回の27議席から1議席減らした一方で、急進的な民主化を求める初参戦の本土派が地方選区で3議席を獲得し、非建制派勢力が政府提案の重要な議案を否決できる全体の3分の1超の議席を死守しました。

今回の選挙はの投票率は58.28%と、今回を含めた過去6回の立法会選挙の中で最高の投票率を記録しました。

投票場の様子
P1090766

2017年 香港の祝日

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

香港政府より2017年の公休日が公示されています。

公休日 日付
毎週日曜日
新暦正月翌日 1月2日
旧暦正月一日 1月28日
旧暦正月三日 1月30日
旧暦正月四日 1月31日
清明節 4月4日
グッドフライデー 4月14日
グッドフライデー翌日 4月15日
イースターマンデー 4月17日
労働節 5月1日
仏誕 5月3日
端午節 5月30日
香港特別行政区成立紀念日 7月1日
国慶節翌日 10月2日
中秋節翌日 10月5日
重陽節 10月28日
クリスマス 12月25日
クリスマス翌日 12月26日

2017年のカレンダーはこちら

2016_calendar

香港政府2016/17年度財政予算

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

2月24日、曽蔭権財政長官が在任中9回目となる政府予算案の発表を行いました。その内容は以下のようなものになっています。

HK-budget1

HK-budget2

HK-budget3

予算発表後の世論調査(HKU POP 2016/17予算案に対する第1回フォローアップ調査)では、今回の予算案について満足と答えた人の割合が41%、不満だと答えた人の割合が17%でした。また、給与所得税減税や各種控除の引上げといった市民の負担軽減策が十分かという問いや事業所得税減税などの中小企業支援策が十分かという問いについて、いずれも過半数の市民が十分と答えており、全体としては今回の予算に対し、香港市民は比較的好意的に受け止めていることがうかがわれます。

Q. 市民の負担軽減策が十分か
A. 十分(51%) 不十分(43%) 分からない(6%)

Q. 中小企業に対する支援策は十分か
A. 十分(53%) 不十分(29%) 分からない(8%)

また、ここ数年の低所得者への重点支援の方針を転じ、中所得者層が最大の受益者となる予算配分となったと言われますが、そのことについても調査に答えた過半数の市民が同意しています。

2015年末時点の香港法人数130万社に迫る

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

香港登記所が本日(10日)発表した2015年の法人統計によると、2015年末時点の香港の法人数は128万8,666社で、2014年末と比べて約1万6千社増加しました。その一方で、2015年に新規に設立された法人の数は前年比16.8%減の13万9,209社にとどまり、2013年をピークに新規設立社数は減少傾向をたどっています。

news.gov.hk – Nearly 1.3m local companies registered
The total number of live local companies registered was 1,288,666 at the end of 2015, up 15,973 on the end of 2014, the Companies Registry announced today.
 
The total number of local companies newly registered in 2015 was 139,209, among which 35,448 companies were incorporated online using the e-Registry.
 
Registrar of Companies Ada Chung said the full-scale electronic filing service launched last March facilitated company information reporting and disclosure, and delivered efficiency improvements for companies.
 
For non-Hong Kong companies that have established a place of business in Hong Kong, 894 were newly registered last year, an increase of 10.23% from 811 in 2014. The total number of registered non-Hong Kong companies reached 10,029 by the end of 2015.

引用元: www.news.gov.hk

HK_incorporation_2015

e-Chequeサービス始まる

  • Twitter
  • LinkedIn
  • FaceBook
  • Add this entry to Hatena Bookmark
  • Yahoo! Bookmark

この12月より、香港の一部の銀行でe-Cheque(電子小切手)サービスが開始されました。

このサービスは従来の紙の小切手に代わって、インターネットバンキング上でe-Chequeを発行し、それを支払先に電子メールで送付。受け取った人はそれを同じくインターネットバンキングを使って、自身の口座にデポジットするという仕組みです。HKMA(香港金融管理局)が作成したリーフレットでは、従来の紙の小切手に対する優位性として、(1)時間・場所を問わず、発行できる、(2)物理的に郵送したり、ATMや窓口で預け入れたりする手間が省ける、(3)高度なセキュリティ措置が施されている、(4)小切手帳が不要となる、(5)省資源に寄与することを挙げています。

12月のサービス開始時点でe-Chequeに対応しているのは、HSBC、ハンセン銀行、中国銀行(香港)、東亜銀行など9行。ICBC、シティバンク、DBSや日系の銀行などではまだ対応していません。

「習うより慣れろ」で、とりあえず試しにe-Chequeを作成してみました。(以下は、HSBCインターネットバンキングでの操作例)

e-Cheque発行の流れ

  1. まず初めてe-Chequeを発行する際には、サービスへの登録(enrollment)画面が表示されます。
    echeque_enrollment

    こちら規約を読み、登録を申請すると、1営業日後にはe-Chequeサービスが利用できるようになります。

  2. 登録を行った日から1営業日が経過して以降に、e-Cheque発行機能に改めてアクセスします。Enrollmentの手続きが完了していると、「Issue e-Cheque」の画面が表示されますので、引き落とし口座を選択して「Continue」をクリックします。echeque1
  3. 続いて、小切手の金額や支払先、日付等を入力します。echeque2
  4. 小切手の内容が表示されますので、問題がなければ、セキュリティデバイスのPINコードを入力します。echeque3
  5. 発行処理が完了し、Acknowledgmentが表示されます。右下のDownloadをクリックし、発行されたe-Cheque(実体は電子署名付きPDFファイル)を自分のPCにダウンロードします。echeque4ダウンロードしたe-Cheque(PDFファイル)を支払先にE-mailで送付します。

e-Chequeデポジットの流れ

  1. 発行者からE-mailで受け取ったe-Cheque(PDFファイル)を自分のPC上に保管します。
  2. インターネットバンキング(個人用でも法人用でも可)の「e-Cheque service > e-Cheque deposit」にアクセスします。echeque_deposit1
  3. デポジットする口座を選択し、アップロードするe-Chequeのファイルを指定するために参照ボタンをクリックします。echeque_deposit2
  4. ファイルダイアログで、PCに保存したe-Cheque(PDFファイル)を選択します。echeque_deposit3
  5. e-Cheque(PDFファイル)のアップロードが完了しました。echeque_deposit4
  6. 次の画面に進みますと、アップロードされたe-Chequeの内容が表示されます。echeque_deposit5
  7. Confirmボタンを押すと、e-Chequeのデポジットが完了します。echeque_deposit6

手順を羅列すると面倒なように見えますが、インターネットバンキングでの送金と大して手間は変わりません。普段からインターネットバンキングを操作されている方であれば、すぐに慣れるでしょう。

香港では小切手による支払いが一般的ですが、政府機関のうち、Inland Revenue Department(税務局)ではBR費用等一部の支払いにe-Chequeを使用することでき、公共料金の支払いについてもHK Electricがいち早くe-Chequeでの支払いに対応するなど、一つの支払い手段としてほどなく認知されるものと思われます。一方、民間の決済においては、まだe-Chequeのサービス自体まだあまりよく知られておらず、また受け入れ態勢ができていないという理由でe-Chequeでの支払いを拒否されることが多いようです。こちらは浸透には時間がかかるかもしれません。