タグ別アーカイブ: 香港を歩く

【香港を歩く】第二次大戦当時の爪痕残るマウント・デイビス(摩星嶺)

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新年明けましておめでとうございます。

「香港を歩く」の第2回目は、第二次大戦当時の戦績が今なお残るマウント・デイビス(摩星嶺)を取り上げます。

香港の郊外に足を運ぶと、今でも第二次世界大戦当時の戦跡を数多く目にすることができますが、摩天楼そびえ立つ香港島にもそのような戦争の爪痕に触れられる場所があることはご存知でしょうか―。香港島の西端に位置するマウント・デイビス(摩星嶺)がその場所で、MTR港島線のケネディタウン駅からも徒歩圏内の穴場スポットです。

MTR港島線の終点ケネディタウン駅の出口を出て、左手の丘を巻くようにしてヴィクトリアロードを登っていくと、摩星嶺径との分岐に出くわします。
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摩星嶺径に道を取り、途中西側に穏やかな南シナ海を見下ろしながら30分程緩急のある坂を登り進めると、やがて建物が見えてきます。ここがマウントデイビス・ユースホステルです。
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ユースホステル前の急なコンクリート坂を登り詰めると、芝生の広場に出ます。この広場は山頂直下に位置しており、ここからは先は急な登りはありません。広場を突っ切って先に進むと、樹林の中に第二次大戦当時のコンクリートの遺構が姿を現します。
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これらは香港に駐留していたイギリス軍が築いた要塞や砲台の跡で、実際に日本軍に対する抗戦拠点として使われていたものです。日本の降伏後はそのまま放置され、荒廃した状態になっています。
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遺構のある一画を抜け、草むらをかき分けて進むと三角点にたどり着きます。三角点の周囲からはヴィクトリア・ピークやアバディーン方面が望めます。
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マウント・デイビスの標高は260メートルと大して高くはありませんが、意外と登り応えがあります。ハイキングには最適ですので、涼しいこの時期に一度歩いてみられてはいかがでしょうか。

【香港を歩く】香港を代表する名瀑 梧桐寨(Ng Tung Chai)

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このシリーズでは、あまり知られていない香港の見どころをご紹介していきたいと思います。

第一回目は、夏の暑さがまだまだ続く香港で一服の清涼をもたらしてくれる自然の滝にご案内します。香港にはいくつか自然の滝が存在しますが、今回ご紹介する梧桐寨(Ng Tung Chai)は香港最高峰の大帽山(標高957m)の山懐に存在し、香港にある自然の滝の中では最も大きく、かつ有名なものです。

滝めぐりの出発点は大埔墟と元朗を結ぶ九龍バス64K線の「梧桐寨」停留所。バスが走ってきた林錦公路を左手に入り、だらだらとした上り勾配の舗装路を30分ほど歩くと、「萬徳苑」というお寺に着きます。寺の入口入って左手に売店がありますので、水や食料などをここで補給するとよいでしょう。

萬徳苑

萬徳苑

萬徳苑の脇からは登山道が伸びています。山道に入ってすぐ小さな滝が姿を現しますが、ここはまだ梧桐寨の滝ではありません。

登山道入口の滝

登山道入口の滝


そこから山道を30分ほど登り進むと、ようやく梧桐寨の4つの滝のうちの最初のひとつ、井底瀑(Bottom fall)に出会います。

井底瀑

井底瀑


井底瀑からさらに5分ほど登ると、今度は2番目の滝・中瀑(Middle fall)が姿を見せます。

中瀑

中瀑


中瀑で一服した後は、元の登山道に戻り、主瀑(Main fall)に向かいます。中瀑から主瀑までは少し距離があり、つづら折りの急坂を15分ほど登り詰めると、主瀑の少し手前にある無名の滝への分岐に出会います。ここは訪れる人も少ない穴場の滝です。

つづら折りの急坂

つづら折りの急坂

無名の滝

無名の滝

分岐から戻って、数分登り進めると、いよいよ主瀑に到着です。出発点のバス停からここまでは、途中の滝に寄り道しながらゆっくり歩いて2時間ほど。主瀑の落差は約30mで、華厳の滝(97m)や那智の滝(133m)などとは比べるべくもありませんが、滝壺から上を見上げるとその高さを実感することができます。

主瀑

主瀑

滝壺で遊ぶ人たち

滝壺で遊ぶ人たち

この奥には第4の滝・散髮瀑(Scatter fall)があり、さらにその先、大帽山まで登山道は続きます。しかし、滝めぐりが目的なら、この辺りで切り上げて帰路につくのがよいでしょう。道中は本格的な山道ですので、トレッキングシューズが必携ですが、手軽に香港の自然の豊かさに触れられるお薦めのルートです。

散髪瀑

散髪瀑